FIREと早期リタイヤについて

投資
FIREと早期リタイヤについて

ちまたで耳にする「FIRE」について

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、直訳すると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。

 

SoftBank光

 

「FIREと早期リタイヤ」の違い

FIREと早期リタイアは同じ意味であると考えられている方もいるかもしれませんが、意味は少しことなります。

 

早期リタイアは「希望退職」という言葉でも表現されており65歳の定年前に早期にリタイアをすることです。退職をして貯蓄や資産、年金等を切り崩して自由に生きる。

つまり、労働をせず貯蓄等で生活をしていくことです。これには多くの貯蓄や資産が必要なため実現することが難しい側面があります。

 

その一方で、FIREは毎年の生活費を賄える程度の貯金や資産等を確保し、投資等の収益も鑑みて生活するスタイルです。

 

全く仕事をしないわけでなく、資産運用と少しの労働で収入を得て貯蓄も併せて生活をしていく。無理な労働をしなくても不労所得で生活していくスタイルであるため、早期リタイアと比較して自由な暮らしを実現することが可能です。

 

ただこのFIREも資産運用するだけの資金(元手)が必要であるためサラリーマン世帯ではかなり厳しいです。

 

サイドFIRE

その中で早期リタイア・FIREでなく「サイドFIRE」という言葉も出てきました。

これは早期リタイアやFIREの莫大な資産が必要でなく、

自由に自身が好きなことで働き収入を得ながら(フリーランスやアルバイトのように自由)資産運用をして不労所得も得ながら生活するスタイルとされます。

 

簡単に言えば、労働時間を減らし趣味など自分の時間を充分に確保するライフスタイルのことです。

 

金融資産や不動産などがあれば、サイドFIREの達成が早期に出来るでしょう。

 

サイドFIREは誰でも実践は可能といえます。

生活費を賄える程度の投資額を確保し、収益により生活するスタイルです。

そのため、人により確保すべき投資額は異なりますが、ある程度の生活資金が確保できれば実現可能です。

その中で資産運用や不動産投資、また事業を起こすなどをして経済的自立をし、若い時に労働で得た収入で投資元本を蓄財し、運用益で生活をする。そのサイドFIREの目途が立った時点でリタイアするのが理想です。

 

4%ルール

FIRE発祥の地のアメリカでは、FIREの資産額を「年間支出の25倍」とすることが指標になっています。

生活費など年間支出の25倍の貯蓄が必要であるという考えであり、その年収は現在年収の25倍ではなく、節約して固定費を抑えての年間支出の25倍と考えることが一般的です。

 

そのサイドFIREでよく出てくるのは「4%ルール」という言葉です。

 

「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなうということです。具体的に家族の年間支出が300万円の家庭なら、7,500万円の資産を運用して年利4%で運用する。

そうすれば、計算上は自分の資産を減らさず維持したままで生活が可能です。ただ、7,500万をためるのは至難の業と言えます。

 

ですので、年間300万の生活費が必要ですが、年間200万をアルバイト等で収入を得て、あと100万を資産運用で賄う。

そうすれば2,500万の資産をため4%で運用できればサイドFIREが実現出来ます。

 

計算上はうまくいきますが、サラリーマンのときには病気やケガをしても、傷病手当金や有給休暇やなどの制度が使えました。リタイア後は、自分の体が資本なので、健康管理には注意が必要です。思わぬ事故やけがでの費用や生活費以外の急な出費で年間4%ルールが守れない場合もあります。

 

サイドFIREをするなら、まずは節約し固定費の見直しをすること。その次に資産運用を行うことをお勧めします。

 

固定費の見直しは、住宅費や水道・ガス、携帯電話会社の見直しをすることで月々かかっている費用を大きく軽減することが出来ます。

特に携帯電話は大手3社から他社へ見直すことで月3.000~4,000円の軽減が出来ます。

 

資産運用では、投資信託や株式投資、米国投資や先進国投資や不動産など、さまざまな投資の中から自分に向いているものを選びます。

 

投資初心者の資産形成には特につみたてNISAの活用やインデックスファンドの購入をすることが望ましいかと思います。

 

サイドFIREのポイントは、サイドFIRE後も資産運用を継続することが大事です。

 

資産運用をやめれば大きく資産が目減りしますので、運用を続けていけば、貯蓄を大きく減らさずに済みます。

 

生活費や老後資金に利用する資産は、安定した運用を目指すことが大切です。

 

サイドFIREを実現するためには、各家庭で必要な資産総額を逆算することが望ましいです。

①年間の生活費を計算する。

②節約して固定費を下げる。

③副業して資産運用に回せるお金を増やす。

④投資信託等の資産を購入して運用する。

 

資産収入から生活費を差し引いて余剰資金があれば、サイドFIREが達成です。

サイドFIREを実現可能にさせるには、計画が大事です。

 

計画なく、ただ単に資産を積み上げていき、その先のゴールがFIREではなく、ゴールを逆算して考えるべきです。

いつまでに、どれくらいの資産を築いて、いくらくらいの不労所得を得るのかを逆算することで、日々の節約や投資に力が入ってきます。

 

またサイドRIREを達成するうえで資産形成が大切であるといいましたが、達成するために大きな近道は、極限までに支出を下げるか、大きな収入を得ることが大事です。

簡単ではないですが、サラリーマンであれば、

固定費の見直しをして支出を大幅に抑えたうえで、副業で収入を得る。

 

その副業で得た収入を資産形成の原資に充てる。これをすれば達成に大きく近づきます。

私も現在サイドRIREできていませんが、サイドFIREを目指し頑張りましょう!

【ドコモ光】